自分が好きな子に育てましょう! って、いろんなところに書いてあって、
子どもの自己肯定感を高めるために、
ああしましょう、こうしましょう、ああしちゃダメ、こうしちゃだめって、
読めば読むほど親はつらくなりますよね。
そのようにしたくても、なかなかできるものではないから・・・

できない自分を責めて、できない私に育てられるこの子の将来がすごく不安になって、
申し訳なくてますます自分を責めて・・・

何年か前の話になりますが、1~2歳の子を持つお母さんを対象にお話をした後、ひとりの方が残って質問にいらっしゃいました。

「自分はすごく内向的で自信がなく、何ごとにも消極的な性格。自分はもうしょうがないので、私のことはもういい。でも、この子だけは私のようにならないように育てたいのです。自己肯定感が高く積極的に行動できる子にするには、どうすればいいですか?」

「それは無理です」
冷たいようですが、昔からよく言われるように「過去と他人は変えられない」のです。
でも、自分と未来は変えられます!
自分が変われば、周囲の人が変わります。

自分のことを棚上げにして、子どもだけ変えることはできません。
ありのままの自分を認めることが、「初めの一歩」です。
これまでの子育てを振り返ってみてください。

妊娠中にあれこれ気を使ったかもしれません。
しんどかったこともたくさんあったでしょう。
どんな思いで、出産にのぞんだのでしょうか?
慣れない授乳、眠れない夜もあったはずです。
予防接種、離乳食、発熱、自分の病気・・・いろんなことがあったと思います。
よくがんばりましたよね・・・
自分をほめて、温かいねぎらいの言葉をかけてください。

「そんなこと、だれでもやっている。特別、ほめられるようなことじゃないわ」
もしそんな声がどこからともなく聞こえてきたら、どうぞその声の主に聞いてみてください。
「だれでもやっていることが、できるだけじゃダメですか?」

先日「子どものキモチ・親のキモチ」という講座で、
「お隣の人と向き合って、自分をほめてください。私って、こういういいところがあるのよとか、これがんばってるとか」と申し上げると、とまどいの空気が広がりました。
そのあとで、「自分を好きになるためのミニ・ワーク」(2010年3月13日のコラムを読んでください)をしていただくと、思わず涙ぐまれる姿があちこちで見られました。
「自分をほめたことなんかなかったから」と、終了後のアンケートに書かれた方も何人もいらっしゃいました。

人生はいつからだってやり直せます。
嫌いだった自分を、好きになったっていい。
自分を好きになることを、あきらめないでください。
自分が好きなお母さんは、必ず自分が好きな子を育てられます。
子どもは、お母さんのまねっこが大好きですから!

2014.6.10