友人に黒ねこの人形をもらいました。
本当にかわいらしくて、手ざわりもよく、大感激!!
膝に乗せたり、抱いて寝たり、もうメロメロ。
今もPCの上から私に眠そうな視線を向けてくれています。

ねこ好きは思春期の頃からで、一匹おおかみほど強くはないけど、路地裏を悠然と歩く野良猫のように生きたいものだと、ずっと願ってきました・・・
ということはつまり、現実の私はそのようではなく、周囲の人の思惑を気にしてオロオロしたり、批判を恐れて決断できなかったり、言ってしまったことを後悔したり、そんなことの多い日々を過ごしています。
年をかさね、心理系のワークショップに出かけて自分を知り、自分を認める作業をたくさんして、若い頃に比べればだいぶ「路地裏の一匹ねこ」に近づけたかなとは思いますが。

私たちが「変わりたい」と思うとき、心の中では「現実の自分に対する否定的な気持ち」が動いています。変わることは、これまで自分を守り、命をつないで、ダメなりに成長してきた自分を否定し、傷つけることになるので、変わりたいと思う自分を強烈に邪魔して足を引っ張るもう一人の自分と向き合わなければなりません。
ほどほどに折り合いをつける作業がうまくいかないと、「変わりたいのに、変われない」ことにストレスがたまって、いっそうつらくなってしまうこともよくあります。
この泥沼から脱出するには、両方の気持ちがある自分をありのままに認め、「どちらの気持ちも大事な自分。これが私。私は私のままでいい」と、自分に言ってあげることです。

子育て相談を受けていると、お子さんのことがいろいろと気になり、不安が不安を呼んでパニックになるといったお話をうかがうことがあります。
不安を「よくないこと」と思い、封じ込めようとすればするほど不安は大きくなってしまいます。不安は、危険を避けるために生じる本能的な感覚ですから、それを無視しようとすると脳はいっそう危険と判断し、警報の音量を上げるのです。エスカレートの回路が回りはじめると、必要以上の反応が起こって「パニック発作」に至ります。

私はかなりの高所恐怖症ですが、そのおかげで高い所から落ちてけがをしたことはないし、遊園地のアトラクションで宙づり事故に遭遇したこともありません(乗らないので)。
逆に生まれたときからマンションの高層階に住んでいる子どもは、高い風景に慣れてしまって怖いと思わない「高所平気症」になりやすいと言われていて、思いがけない転落事故の原因になっているそうです。

高い所に立つと怖いと感じるのは、脳が危険を察知して「危ない!」と警報を出し、命を守ってくれているということです。
子育てに不安を感じるのは、子どもを無事に育てるために必要なことに違いありません。
不安な自分をやさしくいたわって、仲良くできるとよいですね!

不安が押し寄せてきたら、無視しないで「不安なんだね」とご自身にやさしく声をかけてみてください。

2015.4.23