「最高の子育て」って? ~羽生選手の言葉がすてき!~

平昌オリンピックで見事な演技を見せてくれた羽生選手。

受賞後のインタビューで、「常に最高を目指して限界に挑戦してきた羽生選手にとって、今回は難度を落としての挑戦に葛藤があったのではありませんか?」という質問がありました。

「今できることの中での『最高』に挑戦して、達成したので、満足しています」

晴れやかな表情でした。

 

すてきです。

「子育ても同じ!」と思いました。

他の人がどうであれ、ネットに何が書かれていようが、「今の自分ができることの中で最高」を目指して頑張ったのなら、それは「私の金メダル」

夫の協力とか、経済的な事情とか、自身の体力とか経験とか、いろんな事情は一人一人違うのだから、「最高の子育て」も一人一人違う。

親が「今の自分ができることの中で最高」ができたら満足と思えれば、心が安定して、子どもと温かく豊かで楽しい日常を過ごせる。それこそが、子どもには「最高のプレゼント」だと思う。

だって自分が子どもだったら、一番欲しいものはきっとそれだもの。

 

もし羽生選手が、「今できること」の限界を冷静にとらえられず、限界を超えた演技をしようとしたら、どうなっていたでしょう。

失敗してメダルを逃すだけならまだしも、大けがをして再起できないような結果になったかもしれません。

 

「もっとできるはず。できない私はダメ」と、自分で自分を追いつめないでくださいね。

「今の自分ができること」ができているなら、それが最高のこと。

自分が病気や障害でできないことがあったとしても、できることを精一杯しているのなら、それも最高。

うつ病で、15分散歩することが精一杯なら、それも限界への挑戦です。

一歩、一歩、回復に向けて歩き出せたら、それも最高のこと。

 

2018.2.28