自信がなくても

眠い!
寝ても寝ても、とてつもなく眠いのです。


理由は分かっています。昨日、すごく重い仕事を乗り切って、ぐったりモードの私・・・

昨日、保育士・保健師の方々の発達障害の研修会で講師を務めました。
いろいろな組織からご依頼を受けて、いろいろなテーマでお話をする機会は多々ありますが、発達障害は初めてでした。

1年ほど前、別の組織からのご依頼で発達障害をテーマに話してほしいと言われたことがあって、その時は「専門ではないので」とお断りしました。もちろん基本的な知識はありましたが、講師として他人様にお話できるレベルには程遠く、おこがましいと思いましたし、何より自信がありませんでした。来た仕事は断らないのがモットーの私としては初めてのことで、それ以来、講演会に行ったり本や論文を読んだり、本腰を入れて発達障害の勉強をしてきました。

そんな中で舞い込んだ今回の仕事。口頭でお問い合わせをいただいた時点では発達障害の研修会とは知らず、いつも通りの感じで気軽にOKしてしまったのですが、後日正式に依頼文書が届いて仰天しました。発達障害の専門家がお名前を連ねる連続講座のひと枠を、私が担当する形だったのです。

うっそ~!! 私でいいの? 私にできる? どうしよう・・・

でも、今さらお断りするわけにもいきません。

やるっきゃないか。 がんばれ、ワタシ!

ここ数週間、そんな緊張感の中で準備をしてきました。
そして当日。
すごく怖かったけれど、失敗もあったけれど、無事やりきることができました。
発達障害の専門家ではないけれど、育児相談のプロとして、「私だからできる話」ができたと思います。
幸い、主催者からは絶賛のお言葉をいただくことができ、ホッとしています。

学校を出たばかりの頃、恩師に言われた言葉があります。

来た仕事は断ってはダメ。
私は、どんな依頼にも絶対に「できません」とは言わない。
依頼があるということは、誰かがどこかで私の仕事を見て、「できる」と思ったってことでしょう?
誰かが、私にできると思ったことなら、努力すれば必ずできる。

私はこの言葉をお守りのように握りしめて、ずっと仕事を続けてきました。
今回の仕事も、怖かったけれどやってよかったと思っています。
反省点はたくさんあって、帰りの車中では「あそこでこうすればよかった」「今度はこの点に気をつけなければ」などなどいろいろな思いが頭の中を駆け巡っていましたが、それはやったから気づけたことです。

自信がなくても、失敗しながら成長すればいい。

講座で他人様によく言っている言葉を自分に言って、がんばった私に拍手。

2011年9月17日