気持ちに応える子育て支援 実践力を磨く 基礎知識 & 事例集
出版社 | 赤ちゃんとママ社 |
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価格 | ¥2,000(税別) |
子育て支援は親支援です。
「子どものためによりよく」という情報があふれる中で、そのようにできない自分を責めて追い詰められ、不安が不安を呼んでますます「できない」自分を叱り続ける母親たち・・・
日々の相談活動を通して、親の気持ちを支える支援がまだまだ足りないと感じます。
普段はなんとなく和気あいあいと話が進むのに、ときどき「思うようにいかない違和感」に戸惑うことがあるのは、多くの支援者が経験していることと思います。
そこで何が起こっているのか、どうしたらそういう方にもフィットする支援を提供できるのか、本書を手がかりに支援者一人ひとりがご自分に合ったヒントを見つけられると思います。
第4章では、私が行なっている保護者向けのお話会で使う資料をご紹介しています。
だれでもどこでもそのまま使える形になっていますので、ぜひご活用ください。
【主な内容】
第1章 よりよい支援を提供するために
支援を提供する方に知っておいてもらいたい基本のこと
第2章 支援者のための基礎知識
病気やケア、健康習慣に関わる用語を、子育て支援の視点で解説
第3章 親子の気持ちに応える 子育て相談Q&A
相談事例から学ぶ、「質問に答えるだけで終わらない聴き方・話し方」の実際
第4章 保護者向け講座の実践
すぐに使えるワークシート付き 保護者向け講座のノウハウを紹介
子育てブックレット 一歩一歩 「自分が好き」への子育て
価格 | ¥300 |
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子育てブックレットは、子育て支援を推進する幼稚園・保育園から毎月発行される「子育てハガキ通信」を再構成してまとめた小冊子です。
一昨年、このハガキ通信に載せる文章を書く仕事をいただきました。2歳前後のお子さんをお持ちのお母様に向けて、「応援してね! 心のヨチヨチ歩き」を書き、昨年はもっと小さなお子さん対象の「信じてね! 小さな命の生きる力」を書きました。この2年分24編の短いメッセージをまとめて、小さな読み物の形になりました。
誰でも好きなものは大切にしますが、きらいなものは粗末にするものです。自分をきらいな人は、無意識に自分を傷つけ、つらいので他者に攻撃的になったりしがちで、だから誤解されやすく、いっそうつらくなって果てしない自分いじめのループにはまってしまうこともあります。
自分が好きな子に育てる ―― それが、子育てで一番大切なことです。だって、自分が好きな子は自分を大切にしますから、食べる・寝る・遊ぶ・学ぶ・・・親が必死で方向づけなくても、すべてが自然と好ましい方向に向かうに決まっているからです。
自分を好きな子に育てるコツは、何よりも親が、自分を大好きになることです。子どもは親の言うことは聞きませんが、親がすることを見て、親の生き方をまねて成長するものですから・・・親がラクなら、子どもがラクです。
親も子も、自分が好きになってほしい!
小さな冊子の中に、そんな私の願いを詰め込みました。
読んでみたいと思われた方は、このホームページからお問い合わせください。
(書店での取り扱いはありません。)
親の“不安”を軽くする 子育てアドバイス実践ノート ~事例から学ぶ話の聴き方・応え方~
出版社 | ぎょうせい |
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価格 | ¥2,200(税別) |
NPO法人日本子育てアドバイザー協会は、年3回の養成講座で毎年多くの子育てアドバイザーを輩出しています。この協会の編集で新しい本ができました。講座の卒業生がいろいろな支援の現場で実際に受けた相談事例を集めて、講師陣がコメントをつけています。私も養成講座に講師として関わり、本書でもコメントを書かせていただきました。相談活動をするにあたって、スーパーヴィジョンを受けることはとても大事なことですが、実際にはなかなか機会も時間もなく、なんとなく不安なまま続けていらっしゃる方が多いのではないでしょうか。
この本は「紙上スーパーヴィジョン」という感じで、たくさんの聴き方・応え方の事例を紹介しています。同じような相談でも相談者の状況やニーズによって対応が変わりますし、同じケースでも支援者によっていろいろな対応があります。支援者のタイプ別によくある相談パターンを整理した第1章、相談のシチュエーションの違いによる配慮を扱った第2章、同じケースについて4人の講師がそれぞれに付けたコメントを並べた第3章など、メニューも多彩で、育児相談に関わる全ての人のスキルアップにきっとお役立ていただけるものと思います。
子どもの発達や生理、子育てに関するあれこれの知識をヨコ糸に
たんねんに織り上げた一枚の布・・・そんな本です。こんな方々にお勧めします・保育や医療などの現場で、専門職者として育児相談・子育て支援に関わっていらっしゃる方
・そうした専門職を目指して勉強中の方
・子育て支援センター、親子ひろば、サークル活動などでいろいろな親子と関わっていらっしゃる方
・これから関わってみたいとお考えの方
・困っている身近なママ友を、サポートしたい方
・お孫さんや親戚の子、友達の子などの親御さんを応援したいと思っていらっしゃる方
・もちろんわが子の子育てについて、ご自身が自分の相談相手になりたい方
そのほか子育てに関心をお持ちの方ならどなたにも、きっと役立つ実践的なワークブックです。
ワクワクのたねまき 「自分が好き」から始める子育て保健
出版社 | 新風舎 |
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価格 | ¥1,300(税別) |
子どもの健やかな成長を願って、私たちはたくさんのことを子どもにさせようとします。
そうしないと、つらいことになるんだとおどかしながら。「手にはバイキンがいっぱい。洗わないとお腹が痛くなっちゃうよ」
「好き嫌いしていると大きくなれないよ!」
でも、ホントにそう?洗わない手で食べても病気にならないことは多いし、偏食がひどいのに大きい人だってたくさんいます。(手を洗っても病気になることはあるし、偏食しなくても小柄な人はいますしネ…)私だったら、「バイキンのついた手で食べても、めったに病気にはならない。私たちのからだの仕組みってすごいよね!」って教えちゃう。
病気を恐れさせるより、自分を宝物のようにいとおしく思う心を育みたい。自分を大切にする行動は、そこから始まるのだから。
健康教育ビジュアル実践講座<全7巻>
出版社 | ニチブン |
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価格 | 全巻セット¥121,540(税別) |
でも、大学の先生や病院のお医者さんが書かれた本は、どうも現場のニーズにしっくりこない・・・子どもの日常に一番近いところで、子どもの健康に一番心を砕いている養護教諭(保健室の先生)が、自分たちの手で本当に現場が必要としている知識や情報を集めた本を作ろう、という発想から生まれたまさに「実践講座」です。私は第2巻「新しい健康観の形成と子どもの病気 ~子どもの自己管理能力を育てる毎日の指導~」の企画・編集を担当し、全体の構成と取り上げるテーマの選定、各テーマについて適任の執筆者をさがし原稿を依頼するという作業にたずさわりました。また「発育値をめぐる健康教育」の中の「身長の値から何を教えるか ~優劣の価値観をこえるために~」と「現代的な健康の課題と教育」の中の「感染症の予防」を自分で執筆しました。
子ども向けの教材集として編集された第3巻でも「清潔と消毒」としてバイキンとうまく付き合い共生する暮らし方をやさしく解説しました。バラバラなテーマに見えますが、私が伝えたかった根っこの思想は一つにつながっています。
それは、私たちが何気なく信じ込んでいる常識(背が低い子はもっと食べて大きくなるようにがんばれとか、バイキンがあると病気になるからすべて排除しようとか)を疑い、固定観念を打ち崩したいということ。
子どもたちに、誰もが「自分の心身を健康に維持する巧妙な仕組み」を持っていることを教えたい。その素晴らしさに驚き感動して、ありのままの自分を好きになってほしい。
自分で考え自分で決めることの大切さ、おもしろさに気づいてほしいということです。この考え方を保育士の養成教育の場で展開した実践記録は「ワクワクのたねまき ~「自分が好き」から始める子育て保健~」に詳述しています。