「自分が好き!」から始めよう をコンセプトに、このサイトを立ち上げたのは8年前。
子どもの数が減ったことや家電製品の普及などで家事負担が減ったことで、親が「かかわり過ぎる」子育てがとても気になっていました。
過干渉は、「この子のために、よりよく」と一生懸命な親がついやってしまう失敗ですが、子どもが自分で考え、何度でもやってみて、自力で様々な能力をつかみ取っていく機会を奪いますし、「よりよく」を求めて励まされ続けることは「今あるがままの自分」が否定され続けることになるので、自信がない子になりがちです。
もちろん「かかわらな過ぎ」や、理不尽な叱責・拒絶が繰り返される「否定的・攻撃的なかかわり」が子どもの自己肯定感を低くすることは言うまでもありません。
最近は「毒母」という言葉がネット上を駆け巡り、「私はそういう親に育てられたので自己肯定感が低い」とおっしゃる方にしばしば出会うようになりました。
「自分は、そういう親になりたくない」
「わが子は、自己肯定感の高い子に育てたい」
そう思ったら、まずはご自身が、自分の自己肯定感を高めることにエネルギーを注いでください。
それさえできれば、子育ては自然に好ましい方向に向かいます。
それなしには、子どもの自己肯定感を高める育児はできません。
親がどうだったとしても、大人になった今のあなたは、自分の力で自分を育てることができるのです。
「自分を好きになる本」 パット・パルマー 径書房
私も、ことあるごとに何度も何度も読みかえしてきた、大切な一冊です。
2018.3.16