だれが風を見たでしょう ~「感じる」ということ~

昨日、「朗読と音楽のサロン 七色の谷をこえて」 というとても素敵なコンサートがありました。

さまざまな古楽器、アイリッシュハープ、リコーダーとパーカッション・・・
そして美しい歌と、引き込まれるような朗読  どれも本当に素敵でした。

ここで、思いがけずなつかしい歌に出合いました。

だれが風を見たでしょう ぼくもあなたも見やしない
けれど木の葉を震わせて 風はとおりぬけていく

昔、母とよくうたった・・・ その日の感情が湧き上がってきました。

今日になって、「これってゲシュタルトっぽいな・・・」と気づきました。
風は見えないけれど、木の葉の動きやすれ合う音や肌に触れる空気感ではっきり「そこにある」ことを感じ取れる

人の感情も、見ることはできないけれど、いろいろなサインに気づけばちゃんと見える。
無意識の世界にしまわれた感情も、普段は「ない」つもりで暮らしているけれど、
実は何気ないしぐさや姿勢、表情、声などに知らず知らず表現されていて、
そのメッセージに耳を傾けると、いろんな自分に出会うことができる・・・

その出会いを助けてくれるのが、ゲシュタルトのワークです。
興味を持たれた方、一緒に勉強しませんか?

2016.5.22